フジロックに行ってきます(初めてのリボ払い編)
フジロックに行きたい。
特に今年は行きたい。
2日目のラインナップが垂涎モノで、
ヘッドライナーにはAphexTwinを迎えて、その他にLCD SOUNDSYSTEM、THE AVALANCHES、小沢健二にコーネリアス、くるり、Cocco、サンボマスター、PUNPEE、neveryoungbeach…である。
何だこの並び。幕の内弁当ならぬ幕の内バンドウじゃないか。絶対に最高なヤツじゃないか。
あ、バンドウっていうのはバンドと弁当をかけてるんですよ。奥さん。
ということでフジロックに行きたい。
とっても行きたい。
めちゃくちゃ行きたい。
そりゃあもう行きたい。
でも、、、
行けない!!!行けない!!!!行けない!!!!!
チケットはもう買ったんです。2万円もするヤツ。
行きたいけどお金かかるしなーなんて思いながら競馬してたらチケット買えるぐらいには儲けたから衝動的に。
でもね、フジロックってみなさんご存知のようにチケット以外にもお金がかかるのよ。
それを忘れてたね、完全に。
8月にはロッキンだって行くしそれもチケ代と交通費合わせたカードの支払いがあって、サークルでも最後の夏合宿だなんて言って4万くらい飛ぶからもう余裕なんてありゃあしない。
本当にうっかり八兵衛ならぬうっかりフジ兵衛だった。助けて黄門様って感じ。
あ、これはフジロックのフジと八兵衛のハチをかけてるんですよ。奥さん。
だがしかーし!!!!!
私は諦めなかった。
"私の頭の中のそろばん"、を何度も弾いて答えを出しては"私の頭の中の消しゴム"、でそれを消す作業を繰り返した。
そして何度も何度も思索を重ね、"私の頭の中のCPU"をフル稼働させ続けた結果、"私の頭の中"は、、、
そう、壊れた。
無心で新幹線の往復のチケットを取り、なんならフェス用の良いイスだって買った。
お金?
あぁお金ね。
知ってる?リボ払いって。
あれは便利だよ、カードの支払いが月々決まった額払うだけで済むんだ
素晴らしいシステムだよね
今まで考えてたことが全部アホらしくなっちゃったよ
これで私もフジロックにいける
やったね!
やったねたえちゃん!
ハハハハハ、ハハハハハハハ!!!!
〜完〜
2017年上半期の個人的ベストトラック
早い。
もう気がつけば7月で、もう気がつけば春のせせらぎなんかも聞こえてきたりしている今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私といえば2017年上半期は過去最高の超絶体感スピードで過ぎていったのでありました。
それはおそらく毎日授業に行っては朝までバイトをし、休みの日にはもれなく遊んで月に2.3はライブも行ったりしていた、からなのですが響きとしては充実の一途に思えるこの一連も個人的にはそんなことはなくただただ毎日何かしらしていたというだけの話でございまして。
まぁそんなただせわしいだけの生活の中でもよく聴いた音楽などは例年通りありましたので今年もそれらの楽曲群を自己満足で紹介したいと思います。
ほぼインディーズ、洋楽はゼロ、もちろんK-POPもゼロですのでおばさま方は引き続き冬のソナタをお楽しみください。
ではまず1曲目はガールズラップグループchelmicoの鈴木真海子ソロアルバムからblue
・blue / mamiko suzuki
最高にチルでメロウでローファイなトラックと鈴木真海子のポップで情緒的なリリック・女性ならではの柔らかいフロウが抜群の組み合わせのこの曲。
なかでも"ねぇ、間違いない曲聴いて酔いしれようよ"という一節がとても良い。
間違いない曲って何だろう。ブルーハーツとか?
ちなみにこの前読んだ本でリリーフランキーが"ブルーハーツで弾けてるサラリーマン、ストレスの抜き方が下手そうだよね"って言ってました。
続いては青春ポップデュオ、ラッキーオールドサンの2ndアルバムから
・さよならスカイライン / LUCKY OLD SUN
"あぁ腐ってんなぁ、自分"と思うことってみなさんよくあるでしょう。私も多々×100あります。
そんな時の私はこの曲を聴いて無理やり腐った心を浄化します。
でもそれは一概に心の浄化といってもゲロした後にモンダミンでうがいをするような話であって、結局ただの紛らわしでしかないんですがこの紛らわしもけっこう大事ってなわけで。
しかし、そりゃあもう曲の純度が高すぎるのでたまーにブーストをかける結果にもなってしまうけれどそれもまた一興。
3つ目にして大本命、カネコアヤノ1stEPから表題曲
・さよーなら、あなた / カネコアヤノ
最近一番好きな女性シンガー・カネコアヤノ。
このMVは監督にEMCの松本壮史、そして出演者にはカネコアヤノ本人とロロの面々が揃っていていわゆるショートドラマ調の作品なんですが、いやはやこれが素晴らしい。かわいい。
ここ数年はしょうもないモデルがタコ踊りするだけのMVばっかりだけどどうせなら解釈だったりとか聴かせ方で曲の良さを増幅させるようなMVのほうがいいでしょね、とかねてから思ってます。
まぁそれは置いといてとりあえず彼女の一筋縄ではいかないメロディ・テンポと女々しさ男らしさが同居した歌詞の世界観、エモくてそれでいて透明な歌声と不思議な佇まいはどれを取っても魅力的すぎるので是非みなさんチェックしてみてください。
ここからはバンドofバンド
1バンド目はヘルシンキラムダクラブ
・This is a pen. / Helsinki Lambda Club
私はロスキャンペシーノスというUKバンドが大好きでこのバンドに多少なりとも影響を受けていると思われるバンド・楽曲はもれなく好きです。んでこの曲もその1つ。
ヘルシンキラムダクラブ。名前の由来が全くわからん。ヘルシンキ"ランバダ"クラブならまだわかる。
ヘルシンキにあるランバダのクラブなんだなぁ、と。
でもヘルシンキラムダクラブである。
うーん…
いや、ヘルシンキのランバダクラブってのも何だよ。
続きましては新進気鋭、MONONOAWAREから
・イワンコッチャナイ / MONO NO AWARE
昨年フジロックのROOKIE A GO-GOに出演して話題を呼び、3月には待望の1stアルバムをリリースしたMONONOAWARE。
たしかビレバンで流れてるのを聴いて即買いした気がする。以来今の若手では一番に好きなバンドで、ボーカルのカリスマ性がそりゃあもう佇まいから振る舞いからファッションからなにから溢れまくっていてこれからどんどん有名になっていくんだろうと確信に近い予感がしてる。
アルバム楽曲群のバラエティに富んだ雰囲気はくるりさながらで、抽象的かつ文学的な歌詞もくるりさながら。なんなら抽象度に関してはくるりすらも上回っていて、いわば抽象的というかハイカラなことば遊びという感じ。聴くしかないね。聴くしかないよ!(なんかタワレコのクソPOP感あるな)
それと重要な補足としてベースの女性が巨乳だということも皆さんにお知らせしておきます。篠崎愛さながら。(嘘)
あれ?そうです。バンドは2曲だけ。
最後はお待ちかねのアイドル、というか欅坂46
・不協和音 / 欅坂46
去年のデビューから変わらずアイドル界の台風の目であり続ける欅坂46。歌詞の世界観はさすがに誇張が過ぎて痛い感じになってるけど、今の欅坂の勢いとMVやダンスの雰囲気が相まって結局イケてる仕上がりになっちゃってる。
平手ちゃんのかっこいいキメ台詞もさることながら、この曲の2番サビ前、「"僕は嫌だ!"(長濱ねるver)」が日本アイドル史における有数のズッコケゼリフであることはみなさんのご存知の通り。
しかし聴けば聴くほどこのねるちゃんの台詞が愛おしくなっていくのも事実。なんなら平手ちゃんのキメ台詞を逆に"カッコつけちゃって!"などと冷やかしたくなるほど。
にしてもなんだこのサムネイルのポージングは。
イソギンチャクかと思ったわ。
以上、なんかまとまりのない選曲になってしまいましたがこれが私が上半期よく聞いた音楽たちになります。
暇な時是非適当に聞いてみてください。
気になったやつがあったらCD貸します。
ということで今回はベストトラック、そして次のブログでは上半期のバラエティ番組を振り返りたいと思いますので暇な人は次も読んでね。
では、乞うご期待。
おかえり、吉野家
前ブログにまでした吉野家が遂に帰ってきた。
パワーアップして帰ってきた。
座れる席が増えて帰ってきた。
それとえーっとその…帰ってきた!
とりあえず、帰ってきた!!
せーの、おかえり吉野家!!!
2ヶ月ぶりに吉野家の牛丼を食べた時、本当に心からの"おかえり"という念がこぼれた。
たぶんこの"おかえり"はNASAの管制員がはやぶさに向けた"おかえり"と全く同じだっただろうし、絢香が水嶋ヒロの帰りを迎える時の"おかえり"とも全く同じだっただろうと思う。
ついでに言うと参勤交代から帰って来た武将様を迎える村人の"おかえり"とも同じだったし、息子が太平洋戦争から遺骨で帰って来た時の両親とも全く同じ"おかえり"であったと思う。(違うと思う)
にしても久々の吉牛は本当に本当に美味しかった。
"会えない時間が愛育てるのさ"とは郷ひろみ、というか筒美京平の言葉だけれどもまさにそんな感じってカンジだった。
松屋に行っても全然満たされなかった牛丼欲はそりゃあもう綺麗にスッと解消されて、これぞまさに逆デトックス!と訳の分からないことを思ったりもした。
1つ言っておきたい注釈としては、私の吉牛は"大盛り・つゆだく・生卵"の三連で初めて吉牛だということ。
まず大盛りじゃなきゃ気持ち的に足りないまま牛丼が終わってしまうし、つゆだくでなければそもそも牛丼ではないし。そして生卵はそのつゆだく牛丼を最後まで美味しく食べるための潤滑油であって、この3つは何1つかけることが許されない。
あるでしょ?そういうやつ。それがこれなの。わかった?若田光一。
まぁでもそんなこととは関係ないところで私が一番気になったのは、店に入った時店員さんが「いらっしゃい!」と言ったこと。
これがずーっと引っかかっている。
"大将かよ!"という心のツッコミも安易だったし、そのあと思い付いた"新婚さんじゃねぇんだから"という一捻りツッコミもそれはそれで違うと思った。
なによりこの「いらっしゃい!」を言ってきたスタッフがおそらく高校生だったというのがなんか変な気持ちになった。イライラはしないけどこの不快感をすこーしくすぐってくるカンジ。いや本当にイライラはしてないんだけれども、絶妙な「ん?」という感情。これ以外に上手い言いようがない。
もしかしたら改装オープンで教育マニュアルも変わってしまったのかもしれないけれど、これはこれでなんだか嫌ではないので良しとする。 でもその真偽は次また行ってみないと分からないので答えはまた後ほどってな具合で、以上、吉野家ブログ、おしまい。
我々人類はいつまで熊に勝っただ負けただのを繰り返すのだろうか
夕方のニュース定番のトピック、それは熊の出没情報。
我々人類は毎日と言っていいほど全国どこかで熊と対峙しては痛めつけられカメラで被害を訴えている。
そしてごくたまに熊に勝利する者もいれば、また同じくカメラで今度は武勇伝を自慢げに語る。
両者懲りずに。
終戦から70年弱、現在2017年。
「人間vs熊」
違和感しかない。
メガシャークとでも戦ってた方がよっぽどリアルだ。
なんで昔から変わってねぇんだよ。
基本的に熊と対峙するというのは、人間が熊の縄張りに入っているということ。
だから熊はいつも何も悪いことはしておらず、来るならヤっちゃうよと言って実際来たからヤっちゃっている、ってだけの話である。
熊がいるのを分かっていて山の中に入るのはまずおかしいし、たかだか熊除けの鈴で熊がどうにかなると思っているのもちゃんちゃらふざけている。
繰り返し言うが熊は何も悪くない。
ここで確認のために熊関連のニュース映像を頭に巡らせてみよう。
するとどうだろう、思い浮かぶのはじいばあがインタビューされている姿ばかりではないだろうか?
そう、いわば熊に襲われているのは基本じいばあであることがわかる。
そしてたまに熊に勝つのも"若い頃に武道やっとりました。好きな摩擦は乾布摩擦です"みたいなじいさんである。
この事実に私は単純に腹が立った。もちろんじいばあ達に。
死に急いでのことなのか、熊も話せばわかると思ってなのか、はたまた老眼で喰われるまで熊がご近所さんにでも見えていたのであろうか知ったこっちゃあないが、私からすれば老人達は傷つけられるべくして傷つけられ、死ぬべくして死んでいる。
なのに結果熊だけが悪者となり、忌み嫌われながら最終的に猟師に撃ち殺され一生を終えるのだ。
(以下、プーさんの相づちも一緒にどうぞ)
許せない。(ユルセナイヨ!)
熊くん何にも悪いことしてないじゃん。(シテナイシテナイ!)
じいばあが馬鹿なだけじゃん。(ソウダヨ!)
なんなら熊くんじいばあ喰っても満足してないよ。(ト.イイマスト?)
だってじいばあほとんど身がついてねぇんだもん。味しねぇんだもん。ハズレのケンタッキーみたいなんだもん。(ヨッ!ウマイコトイッタ!)
あぁもうこれ以上熊のニュース見て色々思うの嫌だ。
プーさんすら落ち着いて見れないよ。(そもそも見ないけど)←ソンナコトイワナイデ!!!
頼むからじいばあは熊に近寄らないで。
誰も幸せにならないから。
俺だってどっちもできれば死んで欲しくないわけだし。
だからみんなが幸せにいく方向で、手を取り合って生きていこうよ。
人間も動物も、地球の家族なんだから
(エ---シィ---ッ)
ps.久しぶりのブログやっぱり楽しい
自由が丘という街について
先日土曜、父が日本ダービーを見に行きたいとのことで茨城から川崎の我が家までわざわざ泊まりにやって来た。
普段あまり東京に来たがらない父だが、不思議と今回自分からこちらに足を運んできたのはおそらく理由が競馬だけではないからだった。
その競馬以外の理由とは。
それは自由が丘の怪しいブレスレット店に訪れること。
恥ずかしい話だが私の家族は私以外皆その自由が丘の怪しいブレスレット店にハマっている。
1つ2万3万はするブレスレットを躊躇なく購入しては"いやー、良いよこれ!あんたも買う?"などとアホなことをぬかしている。
大丈夫なのそれ?と聞くと、怪しい店なんかじゃないよと父や母はしきりに言うのだが、店先には大きく"オーパーツ"と書かれているし、店員のおばさん3人の雰囲気は宗教勧誘のそれにしかいつも思えない。
挙げ句の果てには"あなたに合ったブレスレットを診断します"だなんて掲示もあった。ロン!って感じ。
しかしまぁ結構人気店らしいし怪しいとは言っても本当にクロというわけではないので特に止めたりもしていない。が、実は今回の話題はそこではなくて。
ズバリ今回の話題は、自由が丘という街について。
その日は私も父に誘われ一緒に自由が丘へと向かったのだが、その怪しいブレスレット店でのやりとりはそれはもうより怪しくなるほど素早く、麻薬の取引を思わせるほどであったので、当たり前に時間が余った。
なので父と全く歩き慣れていない自由が丘という街をある程度散歩した。するとこれがまぁ発見が多い多い。
散歩をしている中で、私たちは"マリ・クレール通り"というイキった名前の通りに着いた。
そこでは偶然街のイベントが行われていたのだが、飲食店が店先で料理やお酒を出したり特設ステージでマジシャンや歌手が歌を歌ったりといわゆる普通の街のお祭りだと思いきや、参加している人々にしっかり溢れんばかりの自由が丘らしさが出ていた。
まず、自由が丘にはマダムが多い。しかもステレオタイプまんまのマダム。マンマダム。
彼女たちマンマダムは皆オープンテラスで女優帽を被りサングラスをしながら小脇に犬を抱えて優雅にお酒を飲んでいた。
そして何より興味深かったのがその飲んでいるお酒とおつまみ。
普通の街のお祭りだったら生ビールと焼き鳥の組み合わせが相場と決まっているがこの自由が丘は違う。
自由が丘は白ワインに生ハムの組み合わせがスタンダードだったのだ。
なんだこいつら、いけすかんな。欧米被れめ。とも思ったがワンちゃん達がかわいかったのでなんとかそこは許した。
そして見逃してはならないのがマンマダム達の夫、通称:おっとっと。
おっとっとたちはみんなおそらく良い人だった。優しくて落ち着いていてあまり怒らない。そしてしっかり稼ぎもあり服装も紳士な感じ。
地方のお祭りに見られるような酔っ払って大声でワーワー言っている人間などは1人もおらず、みなマンマダムたちの会話に嫌な顔1つせず相槌を打っていた。
ただそんなおっとっとたちのスマートさが、逆に自由が丘のマンマダムの醜さをより際立たせているという点もあるので評価が難しくもある。なんの評価だって話だが。
ちなみに余談。そのお祭りのオープンテラスの一角にあの格闘家魔裟斗がいた。
最初あれもしかして?と思ったが腕時計を見たらさぞかし高そうな代物だったので確信に変わった。あと嫁の矢沢心もいたし。これ以上もこれ以下もない余談オブ余談。娘さん可愛かったです。
はい。
と、おそらくこの自由が丘はマダムと魔裟斗で街が成り立っている。
立ち並ぶアパレルもマダム向けのお店が多いし、小物屋さんなんかもマダム向けの少し高めの店が多い。
(そんな中でABCマート店先のワゴンセールに大挙していた人たちもいるがそれはおそらく自由が丘に憧れだけで住んでしまったモグリのマダムなので例外。田舎に帰ろう。)
休憩できるベンチも多いし喫茶店も多く、喫煙所もないので街の雰囲気も良い。
ガラの悪い人たちも全くおらず子供達を歩かせるにも安心。
そう、マダムのための街。自由が丘。
おそらく私はもう自分から自由が丘に訪れることはないし用事も特になさそうなので、自由が丘はこんな街だったなと、そんな記録的なブログとなりました。おしまい。
女子高生のはなし
最近私は運転免許の教習期限が迫っているので毎日教習所に通っている。
教習所まで向かう無料のシャトルバスもあるのだがこれがなんとも時間的には融通がきかず、わざわざ往復で計400円を払い路線バスで教習所へと足を運んでいる。
路線バスに乗っていると学校終わりの高校生が続々と乗車してくるわけなのだが、普段私は通学が徒歩であるがため、生の高校生に目が慣れていない。故に目のやり場に大変困ってしまう。
にしても女子高生という生き物たちはなんなのだろうか。
一言で言うとふてぶてしい。良く言えば大胆不敵。
彼女たちは"女子高生"という攻めるも守るも最強の盾を武器にか弱さと純朴さ、女らしさと世間知らずをここまでかと振り回す。
であるからして満員電車にも生乳生足放り出しの厚顔無恥スタイルで突っ込んでいくし、いざそこで自分に不都合な事をされても今度はか弱さを容赦なく振りかざして相手を刑務所までブチ込む。抜かりなさすぎる。恐怖。
正直、痴漢おじさんたちはかわいそうである。同情の余地すら大いにある。
家に帰れば妻はいるけれどセックスなんて向こう何年もしていない。ただ性欲はあるのでコソコソとオナニーだけは欠かさず毎日、という中年男性のリアルに、突如画面の向こう側にいたような若い女子高生があてがわれるのだ。だから触る。そして捕まる。牢屋。地獄。
けどさ、そりゃいくよ。痴漢してなくてもとりあえずみんなちんこは勃ってんじゃない?
つまり痴漢をした人としてない人との間にそこまで大きな差はなくて、ただただその時出来心が起こってしまったかそうでないかの違いなんだと私は思うのです。
なので痴漢は良くないけど触らせてしまう女子高生にも非がないわけではないよ、と。
けれどもそんなこと女子高生たちは全く御構い無し。
自分たちを1つも脅威だなんて思っちゃいない。
怖い。怖すぎる。さながら性病持ち無自覚の風俗嬢だ。
しかし、女子高生というものは尊い。
彼女たちは3年という短い期間で必死に大人の女になろうと悩み苦しみもがいている。
なのでその過程で一人二人のおっさんが犠牲になるのもあながち仕方ないことなのかもしれない。
だったら申し訳ない、おっさんたち。
あなたたちはアムラーのリバイバルが来るまで脅威に震え続けるしかないみたいです。
頑張って捕まらないように逃げてください。
と、なぜか途中から痴漢についての私見になってしまいましたが要は痴漢云々抜きにして女子高生はふてぶてしすぎる、というわけ。
そのふてぶてしさに車中の私は悶々とし、視線をどこに置けばいいのか悩んでいたの。
バスの中で静かに座っている女子高生も友人と談笑する女子高生も、ただ制服を着て女子高生として存在しているだけで全てがふてぶてしい。
たとえそれが自覚の元でも無自覚でも関係ありません。存在そのものがもうふてぶてしいのです。
だから彼女たちにどうしてほしいということもありませんが、最後にひとつ言わせてもらうとそんなふてぶてしい女子高生でも、私は大好きだと。そういう話でございます。
以上、ご静聴ありがとうございました。
カムバック吉野家
駅前の吉野家がここ一週間やっていない。
なんらかの設備トラブルらしいがとりあえず一週間吉野家が開いていない。
これがいかに私にとって、いや、我々吉野家一門にとって死活問題であることか。
"隣に松屋あるんだしそっち行きゃあいいだけの話じゃん"
と言う人もいるだろう。何もわかってない。お前そういうとこ本当よくないから治したほうがいいよ。と私の心の中のつぶやきシローはつぶやく。
そもそも松屋と吉野家は全くの別物。
同じ牛丼チェーンとは名ばかりで実態はイオンとヨーカドーくらいには違う。
あれ?じゃあそんなに違くないんじゃ?…
いや、違う。全然違うんだってば。
亀田興毅と亀田大毅ぐらい違うの。
であるからしてこれまで吉野家に向けていた足の行き場をなくした我々は、今、ひとつの逆踏み絵とも言える試練を課されている。
それは、結局松屋に行くのか行かないのか。
信仰心の高い吉野家一門であればこんな問いかけなどただの茶化しでしかないのだろう。彼らはただただ吉野家の帰りを正座で、しかも針山の上で待ち続けている。
しかし私のような若輩者は吉野家無き今持て余した牛丼欲をため続けることは出来ず、夢精をするように結局松屋へ足を踏み入れてしまう。
その松屋にいる時の心持ちたるや思う人がありながら好きでもない相手と性行為をするそれと全く同じで、目をつぶって吉野家の風景を広げながら松屋を必死にかきこんでいる。
もうこんな惨めな思いはしたくない。
早く帰ってきて吉野家さん。
これ以上松屋なんて食べてたらアタシ、汚れちゃう…