羽生結弦のモヤモヤ
羽生結弦を見ているとすごくモヤモヤする。
彼の何にモヤモヤをするのか的確に言語化は出来ないけれど、その正体に薄々気がついてはいる。
彼のインタビューなどを見ているとそのモヤモヤは頂点に達する。
表情、口ぶり、仕草。
モヤモヤ。モヤモヤ。モヤモヤ。
しかしこのモヤっとボールを持つ手は投げることを許されない。
なぜならそれは投げたら負けを意味するから。
だから平静を装ってはみるんだけど、そのモヤっとボールを握る力は次第に強くなり、あのゴム製の緩やかなトゲトゲですらも手のひらを真っ赤に染める。いたい。
なんで負けなのか。
それはとても簡単に言うと、
「勉強ができてピアノも弾ける文化系男子がチヤホヤされてるのをよく思わない運動部のヤツ」
のような、スクールカーストのノリを未だに引きずってるダサいヤツだと思われてしまうから。
いつまでも中学生みたいなモノの見方しやがってだなんて思われたらこんな恥ずかしいことはない。
だから俺は絶対に羽生くんをキモいだなんて言わないし鼻につくだとかカマくさいとも一切言わない。
絶対に言わない。
絶対に。