女子高生のはなし
最近私は運転免許の教習期限が迫っているので毎日教習所に通っている。
教習所まで向かう無料のシャトルバスもあるのだがこれがなんとも時間的には融通がきかず、わざわざ往復で計400円を払い路線バスで教習所へと足を運んでいる。
路線バスに乗っていると学校終わりの高校生が続々と乗車してくるわけなのだが、普段私は通学が徒歩であるがため、生の高校生に目が慣れていない。故に目のやり場に大変困ってしまう。
にしても女子高生という生き物たちはなんなのだろうか。
一言で言うとふてぶてしい。良く言えば大胆不敵。
彼女たちは"女子高生"という攻めるも守るも最強の盾を武器にか弱さと純朴さ、女らしさと世間知らずをここまでかと振り回す。
であるからして満員電車にも生乳生足放り出しの厚顔無恥スタイルで突っ込んでいくし、いざそこで自分に不都合な事をされても今度はか弱さを容赦なく振りかざして相手を刑務所までブチ込む。抜かりなさすぎる。恐怖。
正直、痴漢おじさんたちはかわいそうである。同情の余地すら大いにある。
家に帰れば妻はいるけれどセックスなんて向こう何年もしていない。ただ性欲はあるのでコソコソとオナニーだけは欠かさず毎日、という中年男性のリアルに、突如画面の向こう側にいたような若い女子高生があてがわれるのだ。だから触る。そして捕まる。牢屋。地獄。
けどさ、そりゃいくよ。痴漢してなくてもとりあえずみんなちんこは勃ってんじゃない?
つまり痴漢をした人としてない人との間にそこまで大きな差はなくて、ただただその時出来心が起こってしまったかそうでないかの違いなんだと私は思うのです。
なので痴漢は良くないけど触らせてしまう女子高生にも非がないわけではないよ、と。
けれどもそんなこと女子高生たちは全く御構い無し。
自分たちを1つも脅威だなんて思っちゃいない。
怖い。怖すぎる。さながら性病持ち無自覚の風俗嬢だ。
しかし、女子高生というものは尊い。
彼女たちは3年という短い期間で必死に大人の女になろうと悩み苦しみもがいている。
なのでその過程で一人二人のおっさんが犠牲になるのもあながち仕方ないことなのかもしれない。
だったら申し訳ない、おっさんたち。
あなたたちはアムラーのリバイバルが来るまで脅威に震え続けるしかないみたいです。
頑張って捕まらないように逃げてください。
と、なぜか途中から痴漢についての私見になってしまいましたが要は痴漢云々抜きにして女子高生はふてぶてしすぎる、というわけ。
そのふてぶてしさに車中の私は悶々とし、視線をどこに置けばいいのか悩んでいたの。
バスの中で静かに座っている女子高生も友人と談笑する女子高生も、ただ制服を着て女子高生として存在しているだけで全てがふてぶてしい。
たとえそれが自覚の元でも無自覚でも関係ありません。存在そのものがもうふてぶてしいのです。
だから彼女たちにどうしてほしいということもありませんが、最後にひとつ言わせてもらうとそんなふてぶてしい女子高生でも、私は大好きだと。そういう話でございます。
以上、ご静聴ありがとうございました。