2017年の個人的ベストアルバム4選
1年が早ぇ!線香花火か!と晩年の千鳥ノブ氏。当時の勢いは何処へやら。
私といえばつい先日あんよが上手になりそして言葉を覚えそれから初セックスをして今に至る。
この調子だと勃起しなくなるのも時間の問題でそろそろ保険であったり年金であったりの身辺整理なんかもしていかなければ間に合わないのかもしれないがいのち短し恋せよ少女、子供できるしゴムせよ少年、である。(でない。)
さて、超文学的な導入を終えたところで本題。
2017年の個人的ベストアルバム。
今年はたくさんのフェスに行った。しかもそれは日本だけには止まらず、グラストンベリー、コーチェラ、レディングなど世界の名だたるロックフェスにも持ち前のコミュニケーション能力でヒッチハイクをして向かった。その道中特に渡航をする際はとても大変で、遠洋漁業のマグロ漁船にタダで乗せてもらった時は「あれ?これお給料もらわなきゃ損じゃね?」というくらいのお手伝いというか激務を強要された。今となっては良い思い出である。
そんな中でも良く聴いた音楽、しかもアルバム単位でよく聞いた作品をピックアップ、今年の振り返りとしてまとめたいと思う。
ちなみにこれが去年の記事。
しっかりと私の先見の明が発揮されたことがお分かりいただけるだろう。
取り上げたバンド全てがMステに出演、そしてフジロックではGREENステージに出場ロッキンではGRASSステージのトリ、最終的には皆紅白出場を決めたわけだが、そろそろこんなつまらない小ボケをし続け恥ずかしくなってきたところで話を戻すと、まぁただの暇人のごっこ遊びなのでババアのシワを数えるほどに同じく暇な人は是非付き合ってやってください。といった感じで、始めます。
・VIRGIN / 2
古舘祐太郎がTHESALOVERSを解散後ソロプロジェクトを経て今年結成したバンド、"2"。
この検索ワードに引っかかりずらそうなバンド名に関してはもういろいろ言い尽くされてるのでアレだが、正直検索ワードに引っかかりやすくてもそもそも検索自体をされないバンドで溢れかえっている現在のバンドシーン、さして大した問題ではないと思う。たとえば"徐行しかしたことのないスポーツカー、記念のラストランで大破"とかね。まぁそんなバンド無いんですけど。
それはさて置き音楽的な感想、というか聴いて感じたこと、は何よりも古舘祐太郎のすべてが全く錆びついていなかったということ。
ソロの時は音源を聴いてもやっぱりサラバーズの復活を望んでしまった節があるけれどこのバンドを見せつけられたらもうそんな気持ちはどこへやら、今流行りのヤワなエモ風バンドなんかも全く聞く気にならなくなった。
とりあえず古舘祐太郎は天才。このバンドがある程度流行らないのなら今の音楽業界はクソだと断定していいでしょう。
文学的青春パンク。絶対に買いです。
・HappyKuruKru / ハッピーくるくる
そうです、地下アイドル。
けれどそれは限りなく地上に近い地下、そう、言うなれば…えーっとえーっと、そのーなんというか、うーんうーん、…都営大江戸線!都営大江戸線みたいなもんです!
…いやそれじゃめっちゃ地下じゃん、とボケが決まったところでこのハッピーくるくる、まだ見つかってない感が満載ですがもう楽曲なんかは盤石の構え、地下アイドル界でダントツぶっちぎりのクオリティを誇っております。
ビジュアルもまぁめちゃカワとはいきませんが推せるレベルにはあると思うし、2人というのはシンプルで良い。あとはキモいオタクがつかないようにしてもらえればこちらからは何も言うことはないです。
キャッチーだし売り方1つでどうにでもなるんじゃないですかね。出てくるのが少し遅かった感というのは否めませんが。
・ 人生、山おり谷おり / MONO NO AWARE
振り返ってみれば今年各種イベントに引っ張りだこだったMONO NO AWARE。このバンドは音源もさることながらやっぱりライブがすごい。公演ごとにアレンジが加えられる楽曲たちは音源と雰囲気がガラッと変わるものもあり聞いていて全く飽きない。Gt/Voの玉置とGtの加藤成順の佇まいはさながらメンズノンノで、センスのあるライブを観せられて自分すらセンスがあると錯覚させられてしまうカンジのそれである。
と、ここまで全くふざけていませんがそんなに毎回ボケれるわけでもないので勘弁してください。次にいきます。
・群れたち / カネコアヤノ
こればっかりはリリースがLPのみだったので実際には所有すらしていない代物になるんですが、曲目的にもライブで聞き慣れているものが多いしどうしても今年のベストアルバムの中にカネコアヤノをブチ込みたかったというところで。
マージでこのカネコアヤノは素晴らしい。たぶん今年一番音源を聴いたし今年一番ライブにも足を運んだ。カネコアヤノが出番後に外で談笑している姿を見た時は純粋に嫉妬心が生まれて、「バンドマンはクソだ!お前ごときがカネコアヤノと談笑するな!」と思った。あ、曽我部さん…えーっと曽我部さんは大丈夫です。
なぜだか謎にキャパの狭い会場にこだわってワンマンライブをしている印象なので来年はもっと広いところで彼女を見たいなと思うところでございます。要チェキです。
いかがだったでしょうか
以上、この4枚が今年よく聴いたアルバムたちです。
最後に今年の音楽業界を総括するほどの知識もないので簡単に終わらせますが、とりあえず私は目下大晦日の紅白歌合戦が楽しみで仕方ありません。
是非みなさんもバナナマンの副音声とともに紅白を見てみてください。100倍おもしろいです。
では、また来年。