1月28日と星野源
ついこの前、"2017年最も運の良い誕生日"なるものが発表されていた。閏日も含めて1年366日が丁寧に全て順位付けされている。
例のようにどうせ良いのか悪いのかよくわからん順位だろうと適当に自分の誕生日を探していると、意外にもすぐに見つかった。
なぜなら1位だったから。
すごくね?1位だよ?
いったら366分の1の確率。365年生きてもこのランキングで1位になれないまま死んだ人もいたでしょう。かわいそうに。
まぁさして話のネタになるぐらいしかメリットは思い付かないが、それでも今年1年中使えると思えば御の字か。ついでに少しでも良い年になってくれたら嬉しい。
話変わってこの1月28日という誕生日を語るとき、私にとって欠かせない人物が1人いる。それは星野源という男。
同じ1月28日生まれの私は、この星野源を"影ながら"ずっと応援していた。星野源がキャリアアップしていく様を、ずっと見守っていた。
「俺、星野源と誕生日同じなんだ」と大きな声で言える日が来るのを待ち続けて。
みんなもいるでしょ?誕生日が同じテッパン有名人。
正直なんだか私はこの"誕生日が同じ有名人"というものが一つ小さな小さなコンプレックスだった。
1月28日でいうと、野球選手の新庄剛志とサッカー選手の遠藤保仁がテッパン有名人の最たるところ。両者超一流選手。けどなーんか個人的にはしっくりこなかった。スポーツ選手だからか。他にはケミストリーの川畑要。言ったら堂珍じゃない方。堂珍が良かった。
そんな時に突如現れたのが星野源。
彼はソロ活動を始めてからというものの、歌に演技にラジオに分筆など多岐にわたることを華麗にこなし、次第にサブカル女子の偶像となっていった。その時点でもう誕生日が同じことを周りに言えるレベルであったが、星野源の躍進は止まらない。
SUNのブレイク。
星野源初のドラマ主題歌として発表されたこの曲。ドラマはそこまでヒットしていないが、おそらくキャッチーなメロディや覚えやすいサビがウケてカラオケでバズった。そんでそのまま紅白初出場。紅白歌手と誕生日が一緒だなんて。(ケミストリーの堂珍じゃない方も紅白出てる)
と、いっても紅白歌手の箔がついただけで世間の認知度はまだサブカルの域を出ない。
しかしそんな時間もすぐに終わる。それが逃げ恥への出演である。
2016年最も流行ったドラマ「逃げるは恥だか役に立つ」において星野源はガッキーとの二枚看板でドラマに主演。彼女が主題歌の"恋"をバックに踊る恋ダンスはそりゃあもう日本中みんな真似していた。YouTubeでの楽曲2次使用を事務所がオッケーするという異例の対処もとられるぐらいに。
視聴率もウナギのぼりで最終回には20.8%を記録。総合視聴率は30%を超えたという。
流行りに流行った逃げ恥。これによって星野源は俳優としても、アーティストとしても国民的人気を誇ることになった。もちろん紅白にも連続出場し目玉の1つに。(ちなみにケミストリーの堂珍じゃない方も5年連続で紅白出てる)
正直思ってもいなかったレベルで人気になった彼。
これからも引っ張りだこに違いない。
彼が人気になっていく様を見ていて我ながら誇らしかった。嬉しくて仕方がなかった。
そしてそんな今なら心の底から大きな声で言える。
「俺、星野源と同じ誕生日なんだ。今から一緒に飲み行かない?」
ナンパはつかみが最重要。
この武器を手にした私の未来はきっと明るい。めざせガッキーハント。逃げてちゃ恋は始まらないぜ。
(おしまい)