メガネ全部壊れた
手持ちのメガネが全部壊れた。
お外に出るときは基本コンタクトを入れるので全く支障はないが、家ではメガネをしていないといかんせんテレビがよく見えない。
私の生活はテレビによって支えられている。
しかしそのテレビがメガネを失うとよく見えない。
よって私は、壊れたメガネをなんとか使おうとする。
ところでみんなウルトラセブンって知ってる?
こいつは変身するときにこれを、
こうして変身する。
こんな感じに。
言ったらお恥ずかしい話、踏み潰してツルがどちらもなくなったメガネを2枚目の画像のように使っていまはテレビを見ている。
その姿たるや我ながらみすぼらしい。
たまに鼻の上に良いカンジにメガネを乗っける時もあるが、それが落ちた時のやるせなさと言ったらこの上なく、あまりやらないようにしている。
しかしこれはひとえに悪いところばかりではない。
その1つに何かいけないものを見ている、覗き見感というものがある。
体勢的にはメガネにずっと手を添えながらレンズを覗いているわけで、それは望遠鏡であったり双眼鏡に近い。
そしてこの覗き見感を味わいつつアイドルの番組を見るのが結構たまらない。ふとした仕草も自分にしか見えていないものかと錯覚させる。キモいな。
そしてもう1つにこの体勢は集中力の向上が望まれる。
いつもなら他に作業をしながらテレビを見る、ということが出来ていたが、この体勢では手をずっとメガネに添えているため自由がきかない。故にテレビに集中する。この体勢でダーウィンが来たなんか見てしまったら最後、アフリカから日本に帰ってこれなくなる。アメトークを見ようものなら観覧席でキャップ被ったブス女の気分にもなれる。果たしてこれは何D体験なんだろうか。
私が地下アイドルだったらこのエントリー1つで事務所にたくさんメガネが届くのだろう。
しかし現実私は地下アイドルではない。
そう考えると地下アイドルというのも時に悪くない職業であると、ふと思う。
そんな1月の終わりであった。おしまい。